2022年度も日本スクールソーシャルワーク協会の活動にご理解ご協力いただき感謝申し上げます。本年度も新型コロナの影響で対面での研修を控えておりましたが、年度当初に計画した事業は概ね実施することができました。
研修会では「&スクールソーシャルワーカー」というテーマを掲げ、子どもに関わる他分野の方々から見えるスクールソーシャルワーカーの意義や役割を改めて見つめ直す機会を設けました。総会時研修では長谷川俊雄さん(白梅学園大学)、秋季研修では竹澤賢樹さん(福井県社会福祉士会)、冬季研修では幸重忠孝さん(こどもソーシャルワークセンター)をお招きし、学校の中だけの実践にとどまることないスクールソーシャルワーカーの可能性や期待についても教えていただきました。また専門講座や入門1日講座にも多くの方々にご参加いただきました。皆さんの実践の一助になれば幸いです。
さて子どもたちを巡る状況としては不登校の人数やいじめの件数は過去最高の数値となっております。また虐待や貧困の対応のみならずヤングケアラー対応も学校に求められるようになりました。これらに伴い生徒指導提要も改訂され、生徒指導の定義や目的が修正されるとともに、教育相談と一体化させた「チーム支援」も明確に示されております。もちろんスクールソーシャルワーカーに期待される役割もさらに拡大しており配置がますます加速しています。しかし十分な研修制度を持つ自治体はまだ少ないのが現状です。自己研鑽や情報交換等含めて当協会がお手伝いできることもあるかと思います。是非ともご入会いただき会員価格で研修に参加する、さらには当協会の運営等(研修の企画や実施)にもご協力いただけると幸いです。新規入会の方は「会員募集」からご入会手続きをよろしくお願いします。